こんにちは、みなさん!今日は日本の子どもたちの未来を支える素晴らしい取り組み「こども食堂」とその支援団体「むすびえ」について詳しくお話ししていきます。子どもの貧困問題や地域コミュニティの再生に関心がある方は、ぜひ最後まで読んでくださいね!
こども食堂って何?基本のキから教えます!

まず「こども食堂」って聞いたことありますか?最近よくニュースでも取り上げられていますよね。簡単に言うと、地域のボランティアが中心となって、子どもたちに無料や低価格で食事を提供する居場所のことです。でも実は、ただご飯を食べるだけの場所じゃないんですよ!
こども食堂は、「食」を通じて子どもたちが安心できる居場所を作り、地域のつながりを深める重要な役割を果たしています。子どもだけでなく、高齢者や子育て中の親など、誰でも参加できる「地域の食堂」として機能している場所も多いんです。
最初のこども食堂は2012年に東京都大田区で始まったと言われていますが、その後爆発的に増加し、2023年には全国で約7,000カ所を超えるまでになりました!これって、すごいことですよね。でも、まだまだ支援が必要な子どもたちはたくさんいます。
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえとは?

画像引用元:認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
そんなこども食堂の活動を全国レベルで支援しているのが「認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」です。2018年に設立された比較的新しい団体ですが、その活動内容は非常に幅広く、インパクトの大きいものとなっています。
「むすびえ」という名前には、「人と人、人と資源をむすぶ」という意味が込められています。まさに、支援したい人と支援を必要としている人をつなぐ役割を担っているんですね。
むすびえの主な活動内容としては:
- 全国のこども食堂のネットワーク構築と情報共有の促進
- 食材や資金の調達・分配の支援
- こども食堂を運営する方々への研修やノウハウ提供
- 広報活動を通じたこども食堂の認知度向上
- 政策提言などによる社会的環境の整備
などが挙げられます。地道ながらも、日本の子どもたちの未来を支える重要な活動をしているんですよ!
こども食堂基金って何?その仕組みを解説!
むすびえの活動の中でも特に重要なのが「こども食堂基金」です。これは何かというと、全国のこども食堂を資金面から支援するための仕組みなんです。
こども食堂基金は、個人や企業からの寄付金をもとに運営されています。集まった資金は、新たにこども食堂を始めたい団体への立ち上げ資金、すでに活動しているこども食堂の運営資金、食材費、設備費などに活用されます。
具体的な支援方法としては:
- 公募型の助成金プログラム:定期的に助成金の申請を受け付け、審査の上で資金提供
- 緊急支援プログラム:災害時など緊急事態におけるこども食堂の活動継続支援
- 食材提供プログラム:企業などから寄付された食材の配布支援
などがあります。単なる資金援助だけでなく、活動のノウハウ提供や運営相談なども含めた総合的な支援を行っているところが素晴らしいですよね。
例えば、コロナ禍では多くのこども食堂が従来の形での開催が難しくなりましたが、むすびえは「こども食堂基金」を通じて、フードパントリー(食材配布)への転換支援や、オンラインでの開催支援などを積極的に行いました。このように、時代やニーズに合わせた柔軟な支援を展開しているんです。
むすびえ代表・湯浅誠さんってどんな人?

画像引用元:湯浅誠さんのエックスアカウント
むすびえの活動を語る上で欠かせないのが、代表理事を務める湯浅誠さんの存在です。湯浅さんは社会活動家・研究者として、長年貧困問題に取り組んできた方です。
簡単なプロフィールを紹介すると:
- 1969年生まれ
- 東京大学法学部卒業後、NPO法人自立生活サポートセンター・もやいの設立に参加
- 2008年から2010年まで内閣府参与として「貧困対策」を担当
- 著書に『反貧困 – 「すべり台社会」からの脱出』『ヒーローを待っていても世界は変わらない』など多数
- 2018年に「むすびえ」を設立し、代表理事に就任
湯浅さんは「貧困問題」という言葉を日本社会に定着させた立役者の一人と言われています。特に「すべり台社会」という言葉で、一度貧困に陥ると抜け出すことが難しい日本社会の構造を分かりやすく説明し、多くの人の理解を促しました。
彼の考える「こども食堂」の価値は、単なる食事提供の場ではなく、「地域の交流拠点」としての機能にあります。子どもの貧困対策としてだけでなく、地域コミュニティの再生、多世代交流の場として、こども食堂の可能性を広げてきたんですね。
湯浅さんは講演やメディア出演も多く、分かりやすい言葉で社会問題を伝える能力に長けています。むすびえの活動が短期間でここまで広がったのも、彼のリーダーシップあってこそだと言えるでしょう。
なぜ今、こども食堂が必要なの?日本の子どもの貧困事情

ここで少し、日本の子どもの貧困状況について触れておきましょう。なぜこども食堂のような活動が必要とされているのか、その背景を理解することも大切ですからね。
厚生労働省の調査によると、日本の子どもの貧困率は約13.5%(2021年時点)。これは、7人に1人の子どもが貧困状態にあることを意味します。先進国の中でも高い水準であり、特にひとり親家庭の貧困率は約50%と深刻な状況です。
貧困家庭の子どもたちが抱える問題としては:
- 十分な食事が摂れない(食の質・量ともに)
- 学習環境が整わない
- 習い事やレジャーなどの体験機会が少ない
- 孤立しがちで社会的なつながりが希薄
などが挙げられます。特に「孤食」(一人で食事をする状態)が増えていることも問題視されています。
こども食堂は、こうした状況に対して「食」を入口に、子どもたちの居場所づくりや多世代交流、学習支援などを通じて包括的な支援を行っているんです。だからこそ、全国各地で急速に広がっていると言えるでしょう。
むすびえの活動実績と成果

画像引用元:むすびえ新着情報
むすびえの活動は設立からまだ数年ですが、すでに大きな成果を上げています。いくつか具体的な実績を紹介しましょう:
- 全国こども食堂支援センターの設立:各都道府県にこども食堂の支援センターを設置する取り組みを進め、2023年までに40を超える都道府県で支援センターが設立されました。
- 企業との連携強化:多くの食品メーカーやスーパー、外食チェーンなどと連携し、食材や資金の提供を受けています。例えば、日本KFCホールディングス、ニチレイ、ハインツ日本などの企業と継続的な支援プログラムを実施。
- 「広がれ、こども食堂の輪!」全国ツアーの実施:全国各地でシンポジウムを開催し、こども食堂の認知度向上と地域のネットワーク構築を促進。
- コロナ禍での緊急支援:緊急支援基金を立ち上げ、休止を余儀なくされたこども食堂の活動転換や食材配布活動を支援。数億円規模の支援を実現しました。
- 政策提言活動:子ども家庭庁の創設過程への参画や、子ども食堂への公的支援拡充を求める活動を行っています。
これらの活動を通じて、むすびえは日本全国のこども食堂のハブとしての役割を果たし、活動の質と量の両面での向上に貢献しています。
寄付するとどんな効果があるの?
「むすびえに寄付したいな」と思ったとき、その寄付金がどのように使われ、どんな効果があるのか気になりますよね。具体的に見ていきましょう!
むすびえへの寄付は主に以下のような形で活用されます:
- こども食堂立ち上げ・運営支援:新規開設費用(約10万円)で1カ所のこども食堂が生まれ、月々5万円程度で継続的な運営が可能になります。
- 食材費の補助:5,000円で約50食分の食材を提供できます。
- 人材育成・研修費用:運営者向けの研修会や情報交換会の開催費用に充てられます。
- 広報・啓発活動費:こども食堂の認知度向上や、子どもの貧困問題への理解を広げる活動に使われます。
特に素晴らしいのは、むすびえは「認定NPO法人」として認められているため、寄付金控除の対象になること。個人の場合は所得税と住民税の控除を受けられるので、税制面でもメリットがあります!
また、むすびえは年次報告書などで寄付金の使途を透明に公開しているので、安心して支援できる点も魅力ですね。
むすびえへの寄付方法

「よし、支援してみよう!」と思ったら、どうすればいいのでしょうか?むすびえへの寄付方法はいくつかあります:
- ウェブサイトからのオンライン寄付:クレジットカード決済で簡単に寄付できます。一回きりの寄付と定期寄付の両方が選べます。
- 銀行振込:指定口座へ直接振り込む方法もあります。
- 古本で寄付「きしゃぽん」:不要になった本やDVDを送るだけで、査定額が寄付されるシステムもあります。
- 企業の寄付プログラムへの参加:一部の企業では、購入金額の一部がむすびえに寄付される商品やサービスを提供しています。
金額は1,000円からできるので、気軽に始められるのも嬉しいポイントです。また、企業の方は社会貢献活動の一環として、より大きな支援も検討できますね。
個人的な感想:なぜむすびえへの寄付がおすすめなのか
ここからは少し個人的な意見になりますが、なぜ私がむすびえへの寄付をおすすめするのか、その理由をお伝えします。
まず、むすびえの素晴らしい点は「点と点をつなぐ」活動だということ。全国各地で個別に活動するこども食堂をネットワーク化し、支援したい企業や個人と結びつけています。この「つなぐ力」によって、限られたリソースを最大限に活かすことができるんです。
また、むすびえは単なる「貧困対策」ではなく、地域コミュニティの再生や多世代交流という視点も大切にしています。これは日本社会全体の課題解決にもつながる重要な取り組みだと思います。
個人的には、寄付先として以下の理由でむすびえをおすすめします:
- 透明性が高い:活動報告が詳細で、寄付金の使途が明確
- 費用対効果が高い:全国ネットワークを活かした効率的な支援が可能
- 即効性と継続性を両立:緊急支援と長期的な仕組みづくりの両方を実施
- 専門性が高い:湯浅代表をはじめとする専門家集団による信頼性の高い運営
何より、「子どもの未来」という私たちの社会の根幹に関わる課題に取り組んでいるという点で、支援の意義を感じやすいのではないでしょうか。毎月のコーヒー数杯分を寄付するだけでも、多くの子どもたちの笑顔につながるのであれば、すばらしいことだと思います。
認定NPO法人グッドネーバーズジャパンとの違い

タイトルに「グッドネーバーズジャパン」という名前も入っていましたので、むすびえとの違いについても簡単に触れておきましょう。
認定NPO法人グッドネーバーズジャパンは、世界的な国際NGOであるグッドネーバーズの日本支部として1991年に設立された団体です。主に海外の子どもたちへの教育支援、緊急災害支援、子どもの権利擁護などのグローバルな活動を展開しています。
一方、むすびえは2018年設立で、日本国内のこども食堂支援に特化した団体です。
主な違いとしては:
- 活動地域:グッドネーバーズは国際的、むすびえは国内中心
- 支援内容:グッドネーバーズは教育や緊急支援なども含む幅広い活動、むすびえはこども食堂という特定の活動への支援に特化
- 歴史:グッドネーバーズの方が設立からの歴史が長い
どちらも素晴らしい活動をしている団体ですが、「日本のこども食堂を支援したい」という場合は、専門特化しているむすびえへの寄付がより直接的な効果があると言えるでしょう。
まとめ:こども食堂を支援して日本の未来を応援しよう!
今回は、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえとそのこども食堂基金について詳しく紹介してきました。いかがでしたか?
こども食堂は単なる食事提供の場ではなく、子どもたちの居場所づくり、地域コミュニティの再生、多世代交流の促進など、多面的な価値を持つ活動です。そして、むすびえはそんなこども食堂を全国レベルで支援するハブとしての重要な役割を果たしています。
湯浅誠代表が語るように、「一人の百歩より百人の一歩」が社会を変えていきます。私たち一人ひとりができることは小さくても、それが集まれば大きな力になります。
もし記事を読んで「何か支援したい」と思ったら、ぜひむすびえのウェブサイトをチェックしてみてください。寄付だけでなく、ボランティアや食材提供、SNSでの情報拡散など、さまざまな形で参加できますよ。
子どもの笑顔は社会の宝です。その笑顔を守るためのこども食堂の活動が、これからも全国に広がり、充実していくことを願っています!皆さんのちょっとした支援が、きっと大きな変化を生み出すはずです。
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