「ヘアドネーションに興味があるけど、私の髪質でも大丈夫かな?」
ヘアドネーションに一歩踏み出せないあなたも、この記事を読めば大丈夫!ヘアドネーションの条件、髪の寄付の方法、よくある疑問まで、あなたの不安を解消します。
くせ毛やカラーリングした髪でも寄付できるのか、必要な長さはどのくらいか、具体的な手順や費用、おすすめの送り先まで、ヘアドネーションに関する情報を網羅的に解説します。
ヘアドネーションの条件でくせ毛でも寄付できますか?

ヘアドネーションに興味があっても、「私の髪質じゃ無理かも…」と諦めていませんか?
実は、くせ毛だからといって諦める必要はありません。ヘアドネーションの条件は、思っているよりもずっと柔軟なんです。
くせ毛で髪質の悪い私がヘアドネーションしてもいい?
結論から言うと、くせ毛でもヘアドネーションは可能です!
ヘアドネーションを受け付けている団体(JHD&C[ジャーダック]など)では、髪の毛の傷み具合よりも長さを重視している場合が多いです。
もちろん、ひどく傷んだ髪はウィッグを作る際に絡まりやすいため、ある程度の状態は保たれている必要があります。しかし、多少のくせ毛であれば全く問題ありません。
私自身も少しクセのある髪質ですが、「誰かの役に立てるなら!」と思い、ヘアドネーションに挑戦しました。あなたの髪も、きっと誰かの笑顔につながります。
縮毛矯正した髪でもいいの?
縮毛矯正をかけた髪でも、基本的にはヘアドネーション可能です。
ただし、施術から時間が経ちすぎていると、根元部分のくせが強く出てしまい、ウィッグを作る際に影響が出る可能性も。
美容師さんに相談し、カットする部分の状態を確認してもらうのがおすすめです。
ブリーチした髪でもいいの?
ブリーチした髪も、ヘアドネーションできる場合があります。
ただし、ブリーチによって髪がかなり傷んでいる場合は、ウィッグの品質を保つために断られることもあります。
構造的な問題
- キューティクルの損傷
- タンパク質の流出
- 髪の強度低下
ウィッグ製作時の課題
- 加工時の破損リスク
- 染色が困難
- 耐久性の問題
品質維持の観点
- 長期使用に耐えられない可能性
- 色落ちのリスク
- メンテナンスの困難さ
こちらも程度次第なので美容師さんに相談して判断してもらうのが良いでしょう。
おじさんおばさんの白髪交じりの髪も大丈夫?
白髪交じりの髪も、もちろんヘアドネーションできます! 年齢や性別は関係ありません。
高齢者向けウィッグの需要
- 自然な白髪混じりの表現が可能
- 年齢に応じた自然な見た目を実現
白髪の特徴を活かせる点
- 染色がしやすい
- 加工の自由度が高い
- 様々な色味の表現が可能
需要と供給のバランス
- 白髪交じりの寄付が比較的少ない
- 高齢者向けウィッグの需要増加
実際に、多くの方が白髪交じりの髪を寄付されています。白髪を活かしたウィッグも作られていますので、安心して寄付してください。
15㎝ほどの髪でも寄付できるの?
ヘアドネーションに必要な長さは、団体によって異なります。一般的には31cm以上とされていますが、15cm以上の髪を受け付けている団体もあります。
例えば、NPO法人HEROでは、15cm以上の髪の毛を「つな髪®」として、医療用ウィッグではなく、髪に悩みを抱える18歳以下の子どもたちの為にヘアエクステンションとして提供しています。
ご自身の髪の長さに合わせて、寄付先を選んでみてください。
子供の髪でも寄付していいのかな?
お子さんの髪も、もちろんヘアドネーションできます。初めてのカットを記念して、ヘアドネーションされる方も多いようです。お子さんの髪は、柔らかく自然なウィッグを作るのに適しています。
髪質の特徴
- 薬剤履歴が少ない
- キューティクルが健康
- コシとツヤがある
寄付に関する注意点
- 保護者の同意が必要
- 学校の規則確認
- 成長期の髪の管理方法
子供向けウィッグの需要
- 小児がん患者への提供
- 先天性脱毛症の子供たちへ
- 年齢に応じた自然な仕上がり
31㎝の髪はどのくらいの長さ?目安を教えて
31cmというと、肩甲骨が隠れる程度の長さが目安です。実際にメジャーで測ってみると、イメージしやすいでしょう。
体の部位での目安
- 肩甲骨が隠れる程度
- みぞおちあたりまで
- 胸の下あたりまで
正確な測り方
- 髪を結んだ状態で
- 耳の後ろから毛先まで
- まっすぐ伸ばして測定
伸ばすのにかかる期間
- 平均的な成長速度:1ヶ月約1cm
- 必要期間:約2-3年
- 個人差あり
ヘアドネーションのために髪を伸ばす場合は、定期的に美容院で毛先を整えてもらうのがおすすめです。
髪の寄付の仕方を紹介していきます。

ヘアドネーションに挑戦したい!と思ったら、具体的な手順を確認していきましょう。
髪の寄付をするための大まかな手順
- 髪を伸ばす: まずは、必要な長さを確保するために髪を伸ばしましょう。
- 寄付先を選ぶ: 複数のヘアドネーション団体があるので、ご自身の髪の状態や長さに合わせて選びましょう。
- 美容院でカット: ヘアドネーションに賛同している美容院でカットしてもらうのがおすすめです。自分でカットすることも可能ですが、切り方によっては寄付できない場合があるので注意が必要です。
- 髪を送る: カットした髪を、選んだ団体に送ります。
髪の寄付をするためには費用はどのくらいかかる?
ヘアドネーション自体に費用はかかりませんが、美容院でのカット代や、髪を送る際の送料は自己負担となります。
カット代は美容院によって異なりますが、一般的なカット料金と同程度と考えて良いでしょう。
目安必須費用
- 美容院カット料:3,000円〜8,000円
- 送料:500円〜1,000円
- 梱包材:100円〜300円
髪の寄付を賛同している美容院はある?
ヘアドネーションに賛同している美容院はたくさんあります。住んでる地域の近くで探せますのでぜひ検索してみてください。
探し方
- JHD&Cのウェブサイト内検索
- つな髪の協力サロンリスト
- SNSでの検索(#ヘアドネーション)
協力美容院の特徴
- 専門の技術者が在籍
- 適切な梱包方法を熟知
- 寄付手続きをサポート
- 経験が豊富
予約時の確認事項
- ヘアドネーション経験
- 必要書類の有無
- 料金体系
- カット後のスタイリング
ヘアドネーションのおすすめの送り先
ヘアドネーションを受け付けている団体はいくつかありますが、それぞれの団体によって活動内容や寄付の条件が異なります。
ここでは、特におすすめの団体を詳しくご紹介します。ご自身の髪の状態や目的に合わせて、最適な寄付先を選びましょう。

- JHD&C(ジャーダック): Japan Hair Donation & Charity
- 特徴: 日本で最も有名なヘアドネーション団体の一つで、医療用ウィッグ「Onewig(ワンウィッグ)」の無償提供を行っています。31cm以上の髪の毛を必要としており、質の高いウィッグを製作するために、髪の選定基準も比較的厳格です。
- 活動内容: 寄付された髪の毛を使って医療用ウィッグを製作し、病気や事故などで髪を失った18歳までの子どもたちに無償で提供しています。ウィッグの提供だけでなく、子どもたちの心のケアや社会復帰支援も行っています。
- 寄付の条件:
- 長さ:31cm以上
- 完全に乾燥していること
- 束ねた状態で送ること
- 著しく傷んだ髪は不可(目安として、指通りが悪く、引っかかる場合は不可)
- カラー、パーマ、縮毛矯正した髪でも可能
- 白髪混じりの髪も可能
- ウェブサイト: https://www.jhdac.org/
- おすすめポイント:
- 実績が豊富で、安心して寄付できる
- 質の高いウィッグを製作している
- ウィッグ提供だけでなく、心のケアや社会復帰支援も行っている
- 寄付者の声:
- 「自分の髪が、誰かの笑顔につながると思うと嬉しい」(30代女性)
- 「ヘアドネーションを通じて、社会貢献できることを実感した」(40代男性)
- 「子どもたちのために、少しでも力になりたいと思った」(20代女性)

- つな髪®:NPO法人HERO
- 特徴: 15cm以上の髪の毛を受け付けており、医療用ウィッグだけでなく、髪に悩みを抱える18歳以下の子どもたちの為にヘアエクステンションとして提供しています。「Onewig」の基準に満たない短い髪も有効活用したいという思いから、この活動を始めました。
- 活動内容: 寄付された髪の毛を使ってヘアエクステンションを製作し、生まれつき髪が少ない、抗がん剤治療で髪が抜けてしまったなど、髪に悩みを抱える子どもたちに無償で提供しています。
- 寄付の条件:
- 長さ:15cm以上
- 完全に乾燥していること
- 束ねた状態で送ること
- パーマ、カラー、縮毛矯正した髪でも可能
- 白髪混じりの髪も可能
- ウェブサイト: https://www.organic-cotton-wig-assoc.jp/
- おすすめポイント:
- 15cm以上の短い髪でも寄付できる
- 医療用ウィッグだけでなく、ヘアエクステンションとしても活用される
- 髪の悩みを抱える子どもたちの選択肢を広げる活動を行っている
- 寄付者の声:
- 「短い髪でも誰かの役に立てるのが嬉しい」(20代女性)
- 「ヘアドネーションを通じて、子どもたちの笑顔を応援したい」(30代男性)
- 「髪の悩みを抱える子どもたちの力になりたいと思った」(40代女性)
- その他の団体:
- 上記以外にも、ヘアドネーションを受け付けている団体はいくつか存在します。それぞれの団体の活動内容や寄付の条件を比較検討し、ご自身に合った団体を選びましょう。
寄付先を選ぶ際のポイント:
- 髪の長さ: ご自身の髪の長さに合った団体を選びましょう。
- 活動内容: 医療用ウィッグを提供している団体、ヘアエクステンションを提供している団体など、活動内容を確認しましょう。
- 寄付の条件: 各団体のウェブサイトで、寄付の条件を詳しく確認しましょう。
- 団体の信頼性: 実績や活動報告などを確認し、信頼できる団体を選びましょう。
寄付の手続き:
- 各団体のウェブサイトで、寄付の手続きを確認しましょう。
- 髪の毛をカットする前に、必ず各団体のウェブサイトで最新の情報を確認しましょう。
- 髪の毛をカットしたら、各団体の指示に従い、髪の毛を丁寧に梱包し、必要な書類を同封して送りましょう。
ヘアドネーションは、あなたの優しさを形にする素晴らしい社会貢献活動です。ぜひ、あなたに合った団体を見つけて、ヘアドネーションに挑戦してみてください。
髪の寄付するにあたって後悔しないためにすべき事や考え方

ヘアドネーションは、誰かの役に立てる素晴らしい活動です。しかし、実際に髪を切ってしまうと、元の長さに戻るまでには時間がかかります。後悔しないためには、以下の点を考慮しましょう。
- 本当に寄付したいのか、よく考える: 髪を切ることに抵抗がないか、本当に誰かの役に立ちたいと思っているか、自問自答してみましょう。
- 美容師さんとよく相談する: 髪の状態やカット後のヘアスタイルについて、美容師さんとしっかり相談しましょう。
- 写真や動画を撮っておく: ヘアドネーションを決意した記念に、髪を切る前後の写真や動画を撮っておくのもおすすめです。
髪の寄付が意味ないとなぜ言われている?
一部で「ヘアドネーションは意味がない」という意見があるのは事実です。その理由としては、
- ウィッグの需要と供給のバランス: 実際にウィッグを必要としている人の数に対して、寄付される髪の量が少ないため、ウィッグの提供が追いついていないという意見があります。
- ウィッグの製作費用: ウィッグを作るには、人毛の加工や縫製など、多くの手間と費用がかかります。寄付された髪だけではウィッグを完成させることができず、費用を捻出する必要があるため、意味がないという意見も。
- 髪の品質: 傷んだ髪や短い髪はウィッグに使えないため、寄付された髪の全てが有効活用されるわけではありません。
しかし、私はヘアドネーションには大きな意味があると考えています。
確かに、課題はありますが、ヘアドネーションは、髪を失った人々に笑顔と希望を届けることができる貴重な活動です。また、ヘアドネーションを通じて、病気や障害を持つ人々への理解を深め、社会全体の意識を高めることにもつながります。
「誰かのために何かしたい」というあなたの気持ちが、最も大切なのです。
ヘアドネーションは、単なる髪の寄付ではありません。それは、あなたの優しさと思いやりを形にする、素晴らしい社会貢献活動なのです。
この記事が、あなたのヘアドネーションへの一歩を後押しするきっかけになれば幸いです。
まとめ:ヘアドネーションで笑顔の輪を広げよう
- くせ毛、カラー、パーマ、縮毛矯正をしていても寄付できる可能性がある! 諦めずに各団体の条件を必ず確認しましょう。
- 白髪交じりの髪、グレイヘアでも大丈夫! 年齢や性別に関係なく誰でも参加できます。
- 必要な長さは基本的に31cm以上。 15cm以上の短い髪でも寄付を受け付けている団体も存在します。
- ヘアドネーションの手順はシンプル。 賛同美容院でカットしてもらい、規定の方法で送るだけ。
- 費用はカット代と送料のみ。 ヘアドネーションカットに対応している美容院を選びましょう。
- 寄付先の団体は複数ある。 各団体の活動内容や理念を比較して、共感できる団体を選びましょう。
- カット後のヘアスタイルも重要。 美容師と相談し、自分に似合うスタイルを見つけましょう。
- ヘアドネーションは自己満足? いいえ、誰かのために行動する気持ちは尊いものです。
- 「意味がない」という意見もあるが、一歩踏み出すことが大切。 行動することで、誰かの笑顔につながります。
- ヘアドネーションを通して、社会貢献の喜びを体験しよう! あなたの髪が、誰かの希望になります。
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